2005-07-18 資生堂アートハウスへ 資生堂アートハウスは谷口吉生さんの美術館デビュー作である。 訪問者が目にする建物のファサードは唯一エントランスだけで、 設計の主眼はひたすら動線を描くことにある。 特徴的な半円形の階段をはさんで、左が丸い中庭の四角い空間、右が四角い中庭の丸い空間。 ガラスの向こうのランドスケープも、求心的な中庭の周りを旋回したあとに、 一転、芝生と大刈込が自分の周りを旋回するというコペルニクス的転回。