表参道ヒルズへ

kasta2006-03-06

学生時代、建築界のトップランナー安藤忠雄で、
関西に旅行しては、大阪、京都、姫路、淡路島と安藤建築巡りをした。
そこでは路地や水辺、テラスや広場など、つねに周辺環境と触れ合うスペースがつくられていた。
だけど今日見てきたヒルズは、状況がまったく違う。
街路と応答しない内部空間、広告掲示板としてのファサード、安藤建築に特有の屋外空間がない。
ここは、19世紀的なアーケードのように自らを徹底的に内部化することで、
表参道の街路のインテリア化という21世紀的な現象を身を持って防ぎ、
街路を街路として残したということなのかもしれない。