「無名」

kasta2005-05-27

沢木耕太郎の「無名」を読んだ。
無名に生きた自分の父親の人生を思いつつ、その証ともいうべき句集の制作を思い立つ。
そう言えば年末のラジオでも、若くして有名ということを語っていたが、
彼が取り上げるのは、若者か老人が多いかもしれない。
あるいは、経験と判断について。
ともあれ、言わば父親に代わって決断するというのは、とても沢木さんらしい。