オランダの光

kasta2004-12-05

オランダの光」というドキュメンタリーを観た。
フェルメールなどの絵画で有名なオランダ独特の光が、
エイセル湖の干拓で失われてしまったというヨーゼフ・ボイスの発言を検証する映画である。
アーティストや気象学者などへのインタビュー、堤防上での1年に及ぶ定点観測、
オランダの国土を模した水槽による実験など、さまざまな手段を複合させてテーマに迫っていく。
天頂からの光と湖面からの反射光に二重に満たされた国だからこそ、
独自の重力感覚、透明さ、主観性を育むのだろうか。