鈴木成文さん宅へ

kasta2004-11-30

team2DKなどという名前の設計事務所をやっている縁で、鈴木成文さんのご自宅に招いていただいた。
フランス文学者だった鈴木先生のお父上は本を何よりの財産と考え、
船で取り寄せた蔵書をおさめるために、戦前には珍しいRC造の書斎を建てられた。
終戦から2ヶ月後に撮った写真には、ぽつんと焼け残った書斎と防空壕にトタン板をかぶせた住まいが写っている。
51Cのさらに前、先生の原風景には光と闇が、日常と非日常が、建築の意味と無意味が同居している。