2005-11-27 「横浜トリエンナーレ2005」へ ケニヤの作家イングリッド・ムワンギの磔刑図に子供が向き合っている。 この作品も高嶺格や奈良美智+grafの丁寧な作品に比べれば、 メッセージはシンプルでもメディアとしては舌足らずだ。 例えば作家の生いたちを知っていないと、なかなか観客の足を止められない。 こうしたぶっきらぼうな作品を親密なスケール感や視線の抜けをうまくコントロールして、 そこにしばし留まって耳を傾けてみたくなるような空間構成ができていたかどうか。 建築家たちもぶっきらぼうになってはいないか。