2005-05-02 池之端の旧岩崎邸へ 三菱財閥の祖、岩崎家の邸宅は小高い丘にありアプローチが圧巻。 緩く登りながら右にカーブしていく坂道の向こうに、 まずアメリカの山小屋風の離れを見上げる。 一呼吸置いて本館の正面広場に出る。 本館を左に周り込むと芝生の庭が広がっている。 往時には富士山から房総半島まで見渡せたというベランダに立つと、 明治の東京ではまだ、眺望=ステータスという図式が可能だったのだと思う。 現代ではそれがいびつなかたちに転倒していることも。