「となり町戦争」

kasta2005-04-08

「となり町戦争」を読んだ。
隣町と公共事業としての戦争を遂行する話。
政治から死まで、身の回りにあるはずなのに見えないものを、
戦争という大胆なフレーム設定で浮かび上がらせている。
それを身近な人間との別れという「リアル」に置き換えるだけでなく、
いくら意識しても見えてこない公共性というものを
見えないままに受けとめる姿勢が印象的。