飛騨高山へ

kasta2004-12-29

クライアントの方に飛騨に招待していただき、高山の町家建築である吉島家を訪れた。
「どーじ」と呼ばれる通り庭と「おえ」という畳敷きの部屋が一体で吹き抜けとなっており、
南側の高窓から差しこむ光に幾重にも重なる小屋組が浮かび上がる。
それほど広くない表通りに比べて、これほど背が高く気積の大きな空間がつくられていることで、
街が内部化され、インテリア化されている。
高山という小さな街だからこそ、建築単位で街の屋台骨を支えられるのだろう。
街が大きくなれば建築は小さくなり、街路や広場が必要になってくる。