上野集合住宅オープンハウスのお知らせ

kasta2006-02-17

このたび、team2DKの集合住宅シリーズ第4作目となる
『上野集合住宅』の竣工にあわせて、オープンハウスを開催いたします。
上野の杜を望む場所に建つ14階建て全60戸のワンルーム型賃貸集合住宅です。
敷地の前を通る首都高速1号線からできるだけ距離をとるため、低層階はコンパクトにまとめ、
逆に高層階は片持ち構造により敷地いっぱいまで迫り出したボリューム構成が特徴です。
是非ご覧ください。
 
日時:2006年2月26日(日)11:00〜17:00
場所:東京都台東区
規模:SRC造14階建て、全60戸(25.4m2〜36.5m2)

意匠設計:team2DK/春日部 幹+塚田 智子
構造設計:MI+D建築構造研究所/加藤 征寛
施工:株式会社新井組

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お問い合わせ
HP:http://team2dk.com

※オープンハウスは終了いたしました。

 

江戸東京博物館へ

kasta2006-02-07

両国で「東京エコシティ-新たなる水の都市へ」展が開催中だ。
盛りだくさんの展示資料もすごいが、最後に黒川紀章丹下健三が魅せてくれる。
DNA二重螺旋のタワーが銀色に輝くHelix計画の模型は、Kisho Kurokawaのサイン入り。
砂浜に置かれた東京計画1960の模型と、それを見つめる丹下健三をワンフレームにおさめた写真。
伝わってくるのは、極端に言えば、彼らは海は人よりずっとデカイという生身の感覚から出発していること。

 

前川國男建築展へ

kasta2006-01-23

東京ステーションギャラリー前川國男建築展へ行った。
前川さんは初期のモダニズム建築や民家的な住宅、
中期のオフィスと集合住宅、後期の美術館などの公共建築に大別できる。
そのなかでは大屋根の自邸や、阿佐ヶ谷のテラスハウス
とても清々しい建築だと思うけれど、後期の大作群はよく分からない。
以前、訪れた石垣島の市民会館と、浦和の市民会館が同じに見えてしまった。
テクニカルアプローチ、のせいなのかは分からない。

 

「影の光」展へ

kasta2006-01-17

原美術館へ、オラファー・エリアソンの個展を見に行った。
光を精妙に操るアーティストと言えば、
すぐに思い浮かぶのはジェームス・タレルだが、
タレルの光は、薄明の向こうに広がる異世界への窓としての光、
エリアソンの光は、観る者を包み込みその場を異世界へと変容させる光なのだ。

 

調布飛行場へ

kasta2006-01-10

調布飛行場のあたりはかつて軍用基地や中島飛行機の研究所があったところで、
いまでもゼロ戦掩体壕がいくつか残っている。
周辺は公園整備の工事中だったが、これらは残されるのだろうか。
ガリバートンネルのような形、でも実はタイムトンネル。
戦闘機はこんなに小さいのか、爆弾はこんなにも頑丈なシェルターを必要とするのか。
そして、アーチとはこんなに魅力的な内部空間をつくりだすのか。
 
 

「横浜トリエンナーレ2005」へ

kasta2005-11-27

ケニヤの作家イングリッド・ムワンギの磔刑図に子供が向き合っている。
この作品も高嶺格奈良美智+grafの丁寧な作品に比べれば、
メッセージはシンプルでもメディアとしては舌足らずだ。
例えば作家の生いたちを知っていないと、なかなか観客の足を止められない。
こうしたぶっきらぼうな作品を親密なスケール感や視線の抜けをうまくコントロールして、
そこにしばし留まって耳を傾けてみたくなるような空間構成ができていたかどうか。
建築家たちもぶっきらぼうになってはいないか。

 

「イサム・ノグチ展」へ

kasta2005-10-15

牟礼には、20代のとき自転車で四国をまわる途中で立ち寄った。
庭園美術館はまだ開館していなくて、イサム家の屋根が塀越しに見えるだけだった。
札幌には、まだ行ったことがない。
モエレ沼公園はまだ完成していなくて、ワタリウムの展覧会のカタログで見るだけだった。
さて、どっちを先にしよう、あるいはいっそニューヨークからはじめるか。