建築

  神宮前にルイス・バラガン邸をたずねる

ワタリウム美術館で、”ルイス・バラガン邸をたずねる”という展覧会をやっている。 メキシコの建築家、ルイス・バラガンの自邸のインテリアを部分的に再現したものだ。バラガンの建築の魅力は、光と色を巧みに操りながら、静寂な空間をもたらすところにある。…

  箱根、研修所、エスキス

箱根に行った目的は、千葉工業大学の学生たちの卒業設計と修士設計の中間エスキス。 それを、彼らの先生が設計して竣工したばかりの某社研修所でやることになり、お招きいただいたのだ。研修所の建築は、2つの中庭を囲むプラン構成で、周囲の山並みに反応し…

  究極の建築

箱根で、巨匠が晩年に設計した2つの建築を続けて見ることができた。 建築家が思考と実践を重ねた末にたどり着いた究極の境地を垣間見る。吉田五十八の設計による旧岸信介邸。75才のときの作品。 もともと和風、洋風を昇華した住宅建築を得意の作風としてい…

  コルビュジェの本音

世界遺産の指定が肩透かしを食ってしまったけれど、国立西洋美術館ではル・コルビュジェ展をやっている。 ぐるぐると螺旋状に無限成長するという美術館モデルなのだが、弟子による新館はそのモデル通りにはなっていない。 おまけに、免震構造が導入され、い…

  ARCHITECT/2.0

ARCHITECT/2.0展で清澄白河からGYREへ、途中でギャラリー間でカンポ・バエザ展も見る。 菊竹さんとバエザの展示が自分で描くスケッチが中心なのに対し、より若い建築家の展示は模型が多い。 その凄まじい人力の投入ぶりが、なんだか痛くなる。 人につくらせ…